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Posted on 2022-06-16 「食の研究会」で豆腐作りを学びました。
旧大内邸では地域のみなさんと食の研究会を立ち上げ、
受け継がれてきた日本の食文化に学び、地域の食材を活かしたおもてなしを研究しています。
今回は、豆腐作りの名人をお迎えしての豆腐作りです。講師の橋本さんは元お豆腐屋さんで88歳。
実は先日も研究会で豆腐作りを行ったのですが、その時は何かが足りず、思う様な仕上がりになりませんでした。そのような経緯もあり、今回ぜひにとお願いして、教えていただくことに。
橋本さんには使い慣れたざるや絞り袋、にがりをご持参いただき、さあ、豆腐作りのスタートです。
水につけておいた大豆はミキサーにかけ、それを鍋にうつしてふつふつと沸かしたのち、絞り袋に入れてしぼります。ここで豆腐を作る呉汁(豆乳)とおからに分けます。


「こんぐらいの滑らかさがちょうどいいんよ。」
「豆乳も、おからも味見してみんね。」
「鍋はこがれん(焦がさない)よう、混ぜよかんね!」
「ここで差し水するんよ」
「応用(知識)と手のぬくもりで感じたものは違うんよ。料理は体で感じるもんよ。」
…と、要所要所でピシャリと先生がコツや勘どころを伝授してくれます。



橋本さんが慣れた手つきでにがりを打って固まってきたところをさらしに巻いて重しをかけると、
見事に固まり、豆腐ができました。
大豆の香りと味がしっかりとした、ほんのり温かい出来立て豆腐の味わいは格別です。
一緒に参加していた当邸代表の田中真木さんは豆腐を味わいながら何かのヒントを得たらしく、「ここからさらに旧大内邸の味を探りたい」とおっしゃいました。
先達どうしの見事な掛け合いです。
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